今回は、発達障害（自閉症スペクトラムASD）の特性である感覚過敏についてご紹介します
この記事では私の症状を例に、感覚過敏のことを知ってもらえたらと思います。
症状や度合いは個人差があり、発達障害だからといって全員が当てはまるわけではありません。
これらに当てはまるからといって、発達障害だと断定できるものではありません。
感覚過敏とは
感覚過敏は五感から受ける刺激を過剰に感じてしまう状態のことです。
他の人には何気ないことでも、本人からすれば体調が悪くなるほど強い刺激だったりするんですね。
発達障害の人はとくに感覚過敏をもっている人が多いとされています。
感覚過敏は周りからは分かりづらい症状です。
ストレスや不安が多いとき、心身ともに疲労しているとき、女性だと生理前は特に症状が強く出ることがあります。
私もその一人です。
具体的にどのような症状があるのかみてみましょう
視覚過敏
- 蛍光灯の光・太陽光
- スーパーに行くのが苦痛
- スマホ・PC画面のブルーライト
私は蛍光灯の白い光が苦手です。
感覚として、刺さるように痛いんですよね。
メンタルが落ちているときに、「そんな暗い部屋にいるから気分も落ち込むんじゃない？」と言われたことがありますが、逆です。
気分がしんどいから、薄暗い部屋にいるんです（強調）
スーパーやドラッグストアに行くのも苦痛です。
スーパーに行くと、照明が眩しくてたくさんの商品が視界に飛び込んできてパニックになります。
明るさ以外にも目から入ってくる情報が多いとしんどくなっていまいます。
ひどいときは何を買いに来たのか分からなくなってしまうほど^^;
あとに書きますが、聴覚過敏もあるので話し声やカートの音が過剰にうるさく聞こえてしまい買い物に集中できません。
なるべく人が少ない時間帯に行くようにしています。
これらの対処法はこちら
- ブルーライトカットの眼鏡やサングラスを使う
- つばの広い帽子
- 室内の照明やPC・スマホ画面の明るさを調節する
聴覚過敏
- テレビの音
- 人混み・繁華街
- 賑やかな場所での会話・作業に集中できない
私は特に聴覚過敏が強いように思います。
テレビは基本的に観ません！！！
番組にもよりますがうるさいし眩しいし、ストレスしかありません。
音量を下げて、遠くから見る分にはまだ耐えられる……
薄暗くて、静かな環境が一番落ち着きます！
猫と似ているニャ！
人混みや繁華街も苦手です。
いろんな人の会話が入ってくるし、電車のアナウンスや機械音すべてがうるさく感じてしまいます。
これらの対処法はこちら
- イヤーマフ・ノイズキャンセリング付きのイヤホンを使う
- 耳栓をする
- イヤホンで好きな音楽を聞いてリラックス
個人的に、耳栓オススメです！
なにか作業に集中したいときはいつもつけてます。
あまり目立たないし小さいので持ち運びも便利です。
急にしんどくなったり、パニックになったときのために常備しています。
映画館でも片方だけ耳栓つけてます。
うるさいわスクリーン眩しすぎだわで発狂しそうになる(T_T)
（じゃあ行くな）
ただ、耳栓をつけると心臓の音が気になって落ち着かないという方もいたので個人差はあるようです。
触覚過敏
- 特定の衣服の繊維が気になって着られない
- タートルネックが着られない
- 時計をつけたくない（？）
わたしは締め付けられる感覚が特に苦手です。
首が詰まった服や時計などは極力身につけたくないです。
それらを身に着けていると一日中気になって気が散ってしまいます（泣）
ストッキングも当てはまりますね……
冬でもタイツ履きたくない。
なるべく衣服の繊維やデザインを選んで買うようにしています。
嗅覚過敏
化粧品や香水などの匂いが気になって、電車やバスに乗れない人もいます。
たまにいますよね、香水の匂いがきつい人。
逃げたくなります（というか逃げる）
あまりにひどいと、吐き気や頭痛がします。
家でお線香をよく焚いているんですけど、その匂いが気になってまともに食事が出来ません……
対処法としては、マスクをしたり（今ではもうマスクをするのが当たり前のご時世ですが）、自分が好きな香りを持参して、必要なときに嗅いで（？）リフレッシュしています。
まとめ
感覚過敏は、道具を活用するなど工夫次第でつらさを軽減できる場合があります。
自分でカバーしきれないという時は、身近な人に相談して配慮してもらうようにしましょう。
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