今回はわたしが大人になってから発達障害と診断されるまでの経緯をご紹介したいと思います(^^)
ここまで来るのに道のりが長すぎた!(泣)
診断を受けたのは24歳のときでした。
発達障害だと分からずに二次障害に苦しんでいた24年間を振り返りまーす。
こんな人もいるんだなぁと温かい目でお見守りください!!!(?)
二次障害に苦しみ病院を転々とする
最初から発達障害を疑い病院に駆け込んだわけではありません。
わたしの場合は、二次障害がつらくてもっと前から心療内科を受診していたんです。
16歳の時にはじめて心療内科を受診する
小学校から中学に入学したのと同時に、環境が変わったことで人前で過度に緊張するようになります。
特に苦痛だったのは授業中の本読みでした。
異常なまでに声と体が震え、発汗、動悸がして息苦しかったのを覚えています。
今思えば先生が気付いてくれてもよかったんじゃない!?
16歳の時に初めて心療内科を受診しました。
たまたま放送されていた社交不安障害(SAD)のCMをみて、自分の症状に当てはまる!と思ったのがきっかけでした。
病院で抗不安薬を処方され、それを飲んでしのいできました。
その他にも人前で字を書いたり、会食をするのが怖くなりました。
7年通院した病院を変える
以前の記事にも書いたように、アルバイトが長続きしません。
仕事中に大勢の前で上司にひどく叱責されたことをきっかけに抑うつ状態がひどくなり、ひきこもりになりました。
薬だけで何とかなる問題ではないのかもしれないと思うようになり、ずっと通っていた病院とオサラバし、病院を転々とします。
しかし病院先では……
- 人格障害を疑われる
- カウンセリングを受けるも効果を感じられなかった(人による)
- 治す気がないと治らないと言われ不審に思った(今でも謎)
どれも自分にはしっくりこなかったんですよね……(汗)
主治医との相性などもあり、3件もドクターショッピングをしました。
どこに行っても薬を処方されるだけで根本的な生きづらさを改善することが出来ませんでした。
ネットで自分の症状を調べまくっていると、自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状を見つけます。
やっと発達障害にたどりつく
発達障害に含まれるASD(自閉症スペクトラム)の症状に、3つの特徴というのがあります。
- コミュニケーションや対人関係が苦手
- 興味の偏りやこだわりの強さ
- 感覚の偏りや動きのぎこちなさ
具体的な症状や行動として、以下があります。
- 会話がかみ合わない、人の話をうまく聞くことが出来ない
- コミュニケーション不足による仕事のミスが多い
- マイペース、チームでの仕事が苦手
大人の自閉症の特徴や、特徴を生かせる仕事の選び方:Medical Note
「わたし、まさにこれじゃん!!」ってびっくりしました(汗)
学校生活でも浮いてたし、いまでも友達がいないわけだ……。
アルバイトをしていた時に上司から「これ適当にやっておいて」と指示があり、その言葉通りに受け止めて作業をしたら「こんな適当でいいわけないだろ」と怒られました。
「適当に」の意味が曖昧でよくわからないんですよね。
「普通に考えたらわかるだろ」とよく言われましたが、「普通に」ってどんなふうに?って感じですね。曖昧すぎるんですよ。屁理屈言ってると思われそう……(汗)
上司の指示が理解できない、メモが取れない、騒がしいところ・眩しいところでの作業が苦手など思い当たる節はたくさんありました。
親に相談し、今度は最初から発達障害を診てくれる病院を探していきました。
そこで診察・問診と知能検査(WAIS-Ⅲ)を受けて診断がおりました。
診断されて思ったこと
生きづらい原因が分かってスッキリしました。
やっと腑に落ちたって感じですね。
同時にショックも受けました。
ずっと健常者(仮)として生きてきたわけですから(汗)
改めて自分は人と違うんだなと再認識しました。
今でも壁にぶち当たる度に、発達障害である自分に落ち込むことがあります。
生きづらさを抱え、苦労ばかりの人生なので、「何でこんな目に合わないといけないんだろう」という気持ちに押しつぶされそうになることも。
今後も自分の症状に向き合いながら発達障害の特性・二次障害とうまく付き合って行けたらいいなと思っています。
診断を受けようか悩んでいる方へ
障害や病気と表現されていますが、発達障害は脳機能の偏りなんですよね。
誰にでも得手不得手があります。
発達障害の傾向はあるけど、自分が困っていなかったら無理に診断を受けなくてもいいと思うんです。
手帳を取得することも、周りにカミングアウトすることも、全て自由だと思います。
カミングアウトについての記事はこちら↓
ただ、わたしのように働けない・二次障害があるなど日常生活に支障をきたしている場合は一度心療内科の受診をお勧めします。
コメント